SIMフリーモバイルルーター徹底比較！購入のススメ＆試用レポート

１．モバイルルーター購入検討

以前月額1,000円以下でパケット定額が使える格安SIMを紹介しましたが、これを使うにはSIMフリーの端末が必要になります。日本製iPhoneはSIMロックがかかっていて、そのままでは月額1,000円以下の格安SIMを使うことができません。

iPhoneで格安SIMを使うにはSIMフリーのモバイルルーターの購入がお勧めです。

モバイルルーターを一つ持っていれば、複数人で回線の共有も可能です。夫婦で格安SIMを1つモバイルルーターに導入し、契約の切れたiPhoneを使い続けるなんてこともできてしまいます。この場合、普通にソフトバンクのパケット定額を契約すると月額5000円×12ヶ月×2人分＝12万円かかるところが、月額1000円×12ヶ月＝1万2千円で夫婦で共有できるため、年間10万円以上の通信料削減することができます。

モバイルルーターを調べてみると１万円以下の製品は下記の通り。


メーカー	AVOX	Huawei	Huawei	ZTE
型番	AWR-100T	E5331	E586	MF60
価格	8179円	6620円	8999円	8600円
FOMA+ 対応	◯	✗	✗	◯
技適マーク	◯	✗	✗	？
連続通信時間	4時間	4時間	5時間	4時間
重量	60g	82g	90g	75g
接続可能数	10台	8台	5台	8台
通信速度	下り 21.6M 上り 5.76M	下り 21.6M 上り 5.76M	下り 21.6M 上り 5.76M	下り 21.6M 上り 5.76M

日本国内で使われる方はDocomo回線を使用したMVNOサービスを利用されると思いますが、この点で注意点が一つ。DocomoのFOMA+（プラチナバンド）は800MHｚ帯（バンド19）を使用しているのですが、こちらに対応しているモバイルルーターは少ないです。FOMA+に対応してない機種を選択した場合、田舎やビルの谷間などで繋がりにくい等の問題があります。現状は技適マークにも対応しているAWR-100Tの1択でしょうか。

いずれのルータもLTEには対応していませんが、通信速度は3Gで十分だと思います。どうしてもLTEに対応したルータが欲しいという方は日本通信（b-mobile）が提供するbモバイル4G WiFi3 [BM-AR5210]がオススメ。ただし、6/14現在SIMロックが掛かっていたことが判明し出荷停止となっている。

WiFi3出荷停止、本来あり得ない理由で｜日本通信株式会社

私は海外旅行/出張での使用となるので価格の安いE5331を選択しました。以下に試用レポートを掲載します。

２．Huawei E5331試用レポート

E5331が届いたので手持ちのイオンSIMを用いて接続テストを実施しました。

箱も思ったより小さい

シンプルで薄いケース

ケース裏面

パクっと開けて標準SIMを装着
デフォルトのPASSが蓋の裏面に書いてあるのでメモ

電池を装着して充電します

以下は手持ちの携帯端末のブラウザからの操作です。

まずは先ほどメモったWifiPASSで端末から接続します。

http://192.168.1.1/にアクセスしログイン
パスワードはadmin

スタート画面

クイックセットアップを選択

SIMのusername、Password、APNを入力

Connection mode 「Auto」

SSIDを決めてください（好きな名前）

パスワードを決めます

設定完了

Statusを見るとConnectedになり繋がりました

３．まとめ

今回比較したモバイルルーターは100gを切っていて、持ち歩く分には全く負担になりません。大きさもクレジットカードほどの大きさ。ネックがあるとすると、ずっとネットを使い続けていると意外と早く電池切れしてしまうところか。モバイルバッテリーを持ち歩けば、USB充電できるので問題にならないでしょう。SIMフリーのモバイルルーターを持っておくと、海外に出張に行った際も現地でプリペイドSIMを購入し、普段使っている端末をネットに接続することができます。それほど高い買い物ではないので1台持っておくと便利ですね。